昨年の五月の日記を読んでいたら、「キリンジ聴いて寝た」と書いてあった。今年の五月もキリンジを聴いている。いや、私はずっとキリンジを聴いている。もう十何年。
畠山美由紀の『若葉の頃や』という歌が私は大好きで、これももう、5月!という歌なのだけれど、キリンジの高兄が作った曲と知った時には「高兄天才だなー」と思ったのであった。どうして私はキリンジの解散ライブに行かなかったのだろう?あ、育児で忙しかったからか。。
行けばよかった。数時間くらい夫にまかせればよかった。きちんといろいろ事情を話せば(どれだけキリンジが好きか等熱くるしいジェスチャーを交えて)きっとわかってくれないまま『うーん、いいよ』って言ってくれると思う。でもたぶん、そんな交渉も面倒だったのかもしれない。おそらく。
小説を読まなくなった代わりに、音楽をずっと聴いている。
寝る前に、イヤホンを付けて30分は聴いている。
学生時代に少し背伸びした感覚で聴いてた音楽、この頃もっと好きになった。雨に濡れながらキスをして、仲直りしたり、孤独に苛まれる夜に、私のみぞおちに、深く、深く蝕む複数の感情を教えてくれたり。
こんなにロマンチックな歌詞を書く人って、なかなかいない。
自分のことを知るために、キリンジを聴いている。
それくらい彼らの音楽が好きです。
先日いろいろなことに疲れて、1人布団の上で音楽を聴いていたら娘が「何しているの?」とやってきました。私が「音楽を聴いているのだよ」というと「さっちゃんもママのそばで折り紙やるね」と折り紙を持ってきました。
私は疲れて意地悪になっているので「さっちゃん、ママを一人にしてくれないかな」と言いました。娘は私を見て「うん、わかった、さっちゃんに会いたくなったら下に降りてきてね」と言いました。
数分してリビングに行き、折り紙をやっている娘に
「さっちゃんは一人になりたいときある?」と聞くと
「あるよ。保育園ではいつもそうだよ。でも、1人よりママの方が好きだからママと一緒にいたいよ」とニコニコした顔で言うので泣きそうになりました。
きょうのごはん
パエリア
煮豚
サラダ
コーンスープ
子どもたちの手の湿疹が治らない。大人でもなる湿疹。汗もかく季節になるから気を付けないと。